韓国相次ぎ“日本締め出し” 大使館の自衛隊記念行事 ワンピース展
2014.7.1023:46[韓国]
【ソウル=加藤達也】
韓国の日本大使館関係者は10日、ソウルのロッテホテルで11日に開かれる予定だった自衛隊創設記念日のレセプションについて、同ホテルでの開催を取りやめることを明らかにした。
ホテル側が10日、開催できないと通告してきたという。
異例の事態に、大使館はホテル側に強く抗議した。

自衛隊記念日のレセプションをめぐっては韓国紙の東亜日報が同日、「(慰安婦問題をめぐる)河野洋平談話の検証、集団的自衛権行使容認などで韓日関係が極度に冷え込む中で開かれる」と批判的な記事を掲載。
ホテルには抗議電話が殺到し、中には爆破を予告する電話もあったという。

日本大使館関係者によると、レセプションは同館が毎年行っているもので、今年は韓国の政財界や政府関係者、各国外交団や武官など約500人を招待。
東亜日報は開始時刻と催事場の部屋名までも明記しており、「警護上の問題も生じた」(警備関係者)。
大使館は急遽(きゅうきょ)、別所浩郎大使の公邸で開くことを決めた。

一方、韓国政府が運営するソウルの「戦争記念館」で12日から予定していた日本の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の展示会も取りやめになったことが分かった。
旭日旗に似たデザインが原作に登場することが取りやめの理由という。




ソウルからヨボセヨ 歴史忘れたロッテ
2014.7.1203:05[外信コラム]

ソウルの中心街にあるロッテ・ホテルは韓国最大のホテルといっていいが、同じ場所には日本統治時代の戦前、唯一の本格的な洋式ホテルだった「半島ホテル」があった。
戦後、韓国の国営ホテルになり筆者も1971年の初訪韓の際、泊まっている。

後に在日韓国人系のロッテ・グループが買い入れ79年、新築のロッテ・ホテルを建てた。実質的には日本系みたいなもので、日本人客に人気のホテルとして知られる。
オーナーの辛格浩会長(91)=日本名・重光武雄=は日本でチューインガムから始め財をなした立志伝の人で日本の政財界とも関係が深い。

そんな日本との深い縁もあって歴代首相をはじめ日本の政財界要人はほとんどロッテ・ホテルに泊まり、日本関係の行事開催も多かった。
ところが今週、日本政府恒例の外交行事である自衛隊創設記念パーティー開催を直前に断ってきた。韓国マスコミの反日報道におじけづいたためだ。

外国公館の公式外交行事にまでイチャモンをつける韓国マスコミの非常識は相変わらずだが、それに乗っかったロッテの態度もひどい。
これはロッテ自らの歴史を忘れた「日本への裏切り」といっていいだろう。
日本で高まる反韓感情の原因はこういうところにある。重光会長はご存じなのだろうか。
(黒田勝弘)





サーチナ7月12日(土)3時31分配信
「ワンピース」展示会、突然の中止・・・企画会社が激怒、「かかった費用、だれが補償するんだ」=韓国報道

韓国で12日から開催を予定していた日本の人気漫画「ワンピース」の特別企画展が、展示会場側の判断により突然中止となった。
主催者やファンは反発しており、同国で波紋を広げている。

複数の韓国メディアによると、企画展を開催する予定だった戦争記念館は10日、公式ホームページで「(ワンピースの)展示内容には存在しないが、原作の中の一部に旭日旗とみられるイメージが何度か登場しているのを確認した」とし、「日帝強占期(日本統治時代)など対外抗戦の歴史を教訓として伝える戦争記念館で、『ワンピース企画展』を強行することは不必要な騒動を引き起こすため、やむを得ず貸館を取り消すことにした」と発表した。

また特別企画展中止の発表前には、戦争記念館のホームページやネット上に「原作に日本の旭日旗が登場するワンピースを戦争記念館で開催するのは問題だ」などと、開催中止を求める意見が相次ぎ書き込まれていた。

このような動きを受け、戦争記念館側は9日に展示を企画した韓国の株式会社WAYSBEに貸館の取り消しを一方的に伝えた。

WAYSBEの関係者は「展示のために1年間準備し、3月に貸館され、貸館料も支払った」と説明。
「2日前に貸館を取り消されたら、どうやってほかの展示場を用意したらいいんだ」、「展示を準備するために18億ウォン(約1億8000万円)の企画費、舞台など商品開発に8億ウォン(約8000万円)がかかっている。これはだれが補償するんだ」と怒りをあらわにした。

また関係者は、旭日旗が韓国で問題になっていることは「事実」とした上で、同作品では主人公と対立する海賊の衣装や帽子に登場していると指摘。
「むしろ反帝国主義的だ。戦犯旗のイメージが登場するからと単純に貸館を取り消すのは理解できない」と主張した。
(編集担当:新川悠)
(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供、台湾で行われた、ワンピース展の様子)






その僅か数日前の記事

<日韓観光>「怒られっぱなしでは…」訪韓日本人客が急減
毎日新聞7月6日(日)19時13分配信

日韓関係の悪化が両国の観光業界にも影を落としている。特に目立つのが日本から韓国への観光客の減少だ。
円安・ウォン高も理由の一つだが、関係の悪化に日本人客が敏感に反応している面も大きい。
「観光分野から前向きさを出したい」。
日韓国交正常化50周年の節目となる2015年を前に、両国の観光業界が協力を模索し始めたが、まだ展望は見えていない。
【ソウルで米村耕一、三木幸治】

【13年から日本人が急減】グラフ:韓国への観光客の推移

6月2日朝、日韓の旅行業界関係者が顔をそろえたソウル中心部のホテル会議室にピリピリした空気が流れた。
日本側の全国旅行業協会(ANTA)会長の二階俊博元経済産業相が、韓国側に不満をぶつけたためだ。

「現状の日本と韓国の関係は異常だ。全て原因は日本にあると、怒られっぱなしでは観光する気にならない。日本から観光客が減っているのは、分かりきっている。これをどう打開するかを日本も考えるが、韓国側にも考えてもらわなくては」

二階氏の怒りには前段があった。

前日、ソウル市内で開かれたNHK交響楽団のコンサート会場の周辺で、韓国の市民団体が二階氏を名指しして歴史問題に関する日本への要求をアピールしようとしたのだ。
警備されながら会場入りした二階氏は、文化交流の場で政治的な主張が行われたことに憤慨していた。

会議の場で初めて事情を知った韓国観光公社の卞秋錫(ビョン・チュソク)社長は「そうした状況があったことについては、おわびしたい」と応じるほかなかった。

訪韓日本人客は、10年303万人▽11年329万人▽12年352万人−−と順調に増えていた。
しかし、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が12年8月に大統領として初めて島根県・竹島(韓国名・独島)に上陸すると、同年の後半から減少し始めた。

13年には275万人と前年比21.9%も減った。
今年に入っても1〜4月のデータは前年同期比14.3%減で、歯止めはかかっていない。

12年末からの円安で、日本人客にとって韓国での買い物が割高になったことも背景にはある。
だが、韓国観光公社東京支社の担当者は、日本でのマーケティング調査の結果などから「要因としては両国関係の悪化の方が大きい」と断言する。
落ち込みの大きさも、円安だけでは説明がつかないという。

結局、その日の会議では、韓国側が8月に日本の関係者をソウルに招待し、観光関連のシンポジウムを開催して打開策を共に考えたいと提案。
また、日本側も来年2月に日韓観光フォーラムをソウルで開き、日本から1000〜2000人規模の業界関係者を訪問させるとの計画を伝えた。

こうしたイベントを通じ、観光交流を活発化させたい考えだが、実際の観光客増につながるかどうかは、日韓関係の政治状況も絡み先行きは不透明だ。

◇ヒーリング、韓流スター、ぼったくり補償−−ソウル、呼び戻し躍起

ソウルを代表する高級ホテル「シェラトングランデウォーカーヒル」の地下1階にあるカジノに近づくと、中国語の大歓声が聞こえてきた。
扉の中に入り、圧倒された。
70台以上あるルーレット、ポーカー、ブラックジャックなどのテーブルは、ほぼ中国人客で埋まっていた。

12年に韓国を訪れた中国人観光客は284万人だったのに対し、日本人は352万人でトップだった。
しかし、13年には中国人433万人、日本人275万人と大きく水をあけられた。

外国人観光客の8割が集中するソウル市の幹部は「日本人観光客の落ち込みは大きな問題だ」と厳しい表情をみせる。
市によると、中国人観光客は大きく伸びているものの、最大の繁華街である明洞(ミョンドン)など有名な観光スポットを巡り、大型免税店で多額の買い物をする団体ツアー客が多い。

「経済全体には貢献しているが、勢いが持続するかどうかは疑問だ」と言う。
一方、日本人は個人ツアーで訪れるリピーターが多い。
エステやグルメ、ショッピングなど自分好みの店を見つけて楽しむほか、ソウルから地方観光に出向くケースも多く「小売店の売り上げや周辺地域の発展に貢献している」と指摘する。

そのため、市は昨年から対策を練り日本人観光客を呼び戻そうとしている。
その一つが、市が独自に質の高い観光スポットを発掘し、旅行会社に紹介する事業だ。
今年は月ごとに「ヒーリング」「韓流」などテーマを決め、1日のモデルコースを提案する。例えばヒーリングでは、1960年代の伝統的な家屋が残る城北洞(ソンブクドン)や、ファッションブランドが集まる狎鴎亭洞(アプクジョンドン)に昨年オープンした「塩ヒーリングカフェ」などを紹介。
カフェでは約8トンの天日塩を使って壁や床などを造った「塩ルーム」でケーキを楽しみながら体をいやすことができるという。

「BIGBANG」「PSY(サイ)」ら人気韓流スターのレーザー光線を使った立体画像によるライブを楽しめる「Klive」や、曲線で構成された外観がユニークな「東大門デザインプラザ(DDP)」など今春完成したばかりの新名所を積極的に売り込んでいる。

また、一定基準以上のホテルと食事、体験プログラムが含まれたツアーには、市が認証マークを付与する「優秀観光商品認証制度」も始まった。
市のお墨付きツアーである。
6月までに日本向けでは8商品が認定され、客の反応も上々だという。「ぼったくり」に遭った場合に被害金を補償する制度も作り、イメージアップに躍起だ。

ソウル市の担当者は「日本人観光客は一時的に減っているが、民間レベルでは双方ともネガティブな感情を持っているとは思わない。
ソウル市長も近く東京都を訪問する予定で、積極的に民間交流を促進したい」と意気込みを語った。






訪韓日本人観光客の減少に、韓国ネット「ぼったくりされに来るか?」「ついに日本人も嫌韓意識を抱いた!」
RecordChina7月9日(水)5時0分配信

8日、韓国を訪れる日本人が激減していると報じられたことに、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

2014年7月8日、数年前までは、明洞などソウル市内の観光地には日本人観光客が多く見られたが、最近では韓国メディアがこぞって「(明洞から)日本人が消えた」と報じるほど、日本人の姿を探すのが難しくなってきている。

ソウル研究院が4月に発表した報告書によると、昨年1年間でソウルを訪れた外国人観光客の数は約1004万5000人で、初めて1000万人を超えた。
中でも、中国人は前年に比べ53%増加(356万9666人)するなど、大半の諸外国が増加したのに対し、日本人観光客だけが22%(226万6894人)の大幅減となった。

ソウルだけではなく、韓国全体の訪韓日本人観光客数も2012年以降、減少傾向にある。
円安や消費税の上昇、日韓の政治的な対立などが観光業界にも打撃を与えている。
この現状を打開しようと、日韓双方は多方面で対策案を出している。

訪韓日本人観光客の減少を受け、韓国ネットユーザーもさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「露天商人たちのせい(ぼったくり)で来たくないんじゃない?」
「日本人観光客の数が急激に減ったのは、(韓国の)物価が高くなったからだ。反対に、訪日観光客は増えるだろう。物価の壁が低くなったから」
「中身は手抜き、上辺だけの韓流。自分の国でもっと良い待遇と商品があふれているのに、わざわざ韓国にまできて冷遇(ぼったくりなど)されたいと思う?」
「反日の政策や教育・異常な行動などにより、ついに日本人も嫌韓意識を抱いてしまった。だから日本人観光客や日本からの投資も激減し、安保協力も不可能な状況に陥った。この状態が国益につながるのか?」
「多様な公演を考案し、韓国のイメージを広める行事をたくさん行ったら良いのでは?」
「ゲームが韓流を引っ張っていくのに、政府や企画会社の奴らはゲームを弾圧しK−POPを押し出していく」
「またメディアが『日本人観光客の減少』を心配してる」
(翻訳・編集/まつ・むら)