前編は以下のとおり

嫁の方からそのまま後ろ向き、つまり浴槽に腰掛ける後輩に
背中を向けて座る感じで腰を落としていった。

「あっ・・・ああっ!」「加奈子の中、とろっとろ」
無事合体・・・・・でもぎこちない感じで、いつもの
肌を痛い程に叩く音は皆無。

それもそのはず、「ぬるぬる過ぎて安定しないな(笑)」ということかと。

比較的まったりと交わり続ける二人。
でも嫁の喘ぎ声は、呼吸の度にというか、
ため息混じりの何とも色っぽい声を断続的にあげていた。
そして後輩がいつものようにアレヤコレヤと嫁に語りかけた。
「奥まで入ってる」「もう、すっごいよ・・・」

「やっぱ違うもんなの?」「何が?」
「いや、俺のって大きいじゃん」「自慢?」
嫁が腰を後輩に押し付けて回すようなシルエット。

「今までの彼氏と何が違う?」「何がって・・・色々だよ・・・・」
「具体的には?」「やーだ」

無言のまま、ヌルヌルと身体を擦り合わせるようなセックス
を続ける二人。

少しして喋り始めたのは嫁の方。
「全部・・・違う・・・あぁぁぁ」「例えば?」

また少し無言。嫁は声を押し殺して我慢してる感じ。
「入ってくる瞬間から違う・・・」「押し広げられる感じ?」
何も答えない嫁。

てか、うなづいていただけかもしれんけど。
「んっ、んっ、」と我慢する嫁の声が次第に大きくなっていった。

「でも、結構違うかも・・・」「例えば?」
「キス、の仕方とか・・・」「とか?」

「動き方、とか」「あとは?」
もう!と可愛く怒る嫁。

すると繋がったまま後輩が立ち上がり、
嫁に壁に手をつかせて後ろから腰をぶつけてきた。

今度はバチンバチンと水気たっぷりの激しいピストン音が
狭い浴室内に響き渡り始めた。

「あんっ!あっ、いやっ!凄いっ!」「あとは?」
「激しいところとか・・・・・ああんっ!」「激しいの嫌いか?」

「好き!激しいの、好き!」「先輩にはしてもらわないの?」
「あっ、いやっ!あんっ!あんっ!やだ、どうしよう!
すっごく気持ちいい!」

「旦那は?」   結局その問いには答えない嫁は、
そのまま一度いかされていた。

「ああ、やべえ、俺もいきそう」
「あ、だ、だめだよ?ベッドで、ね?ゆっくり、ね?ね?」

そしてもう一度正対して抱き合って、チュウゥゥゥって感じの
かなり濃いディープキスの音が聞こえてきたところで
慌ててリビングへ向かう俺。

毛布にくるまって寝た振り。
少しして二人が出てきて俺を見つけたのか、
嫁の「あ、帰ってきてたんだ」て微かな声が聞こえた。

いつもなら俺に一声かけるか、毛布をかけ直してくれるんだけど、
この時は何もしないまま、そのまま黙って二人とも寝室に
消えていった。

間もなくベッドの軋む音が聞こえてきた時は、
その音でまた射精しそうになった。