昔の記憶をたどる話。
俺たちの秘密基地は畑の端の裏山を背にしたところにあった。元々は農具や肥料の置き場だったようだ。もちろんボロボロの小屋だったが板きれなどを拾ってきて補強した。

小5のとき、友達と二人で秘密基地の中でマンガを読んでいた。こちらに近づいてくる足音が聞こえた。道に小枝や小石などを敷いて踏むと音がするようにしていた。悪ガキの知恵だった。

小6女子のKさんがこちらに走ってきた。5、6年の課外授業などで顔と名前は知っている。彼女は秘密基地の存在を知らない。というか、少人数の仲間だけで女子は「チクるから」という理由で誰にも教えていなかった。

秘密基地の小屋は小さな穴や板の切れ目などがたくさんがあって中から外は目を近づければよく見える。

Kさんはスカートをめくると、ブルマとパンツを一気におろし、しゃがんだ瞬間にはおしっこが出ていた。

俺と友達はよく見える位置の穴に移動した。ほとんど正面から見てしまった。それまで1本の筋だと思っていたワレメが開いて、中にも小さな裂け目があって、その奥からシューという音を立てて勢いよくほとばしっていた。

よほど我慢していたのか、長い間出ていたように感じた。終わるとほっとしたのか、ふぅという小さな声が聞こえた。その格好のまま、何かゴソゴソしていた。あとでわかったけどティッシュを探していた。
至近距離からじっくりと女子のマムコを観察してしまった。Kさんは小柄で目がクリッとして可愛い。そんなKさんがワレメを見せている姿は驚きだった。芽のような突起が出ているのもわかった。ワレメの上の方にうっすらと毛が生えていた。Kさんはもう大人なんだと思った。

ティッシュでちょこっとワレメを拭く仕草は子供っぽかった。立ち上がると同時にブルマとパンツを履いて、何事もなかったように帰っていった。Kさんはティッシュを捨てたりしないで持ち帰った。

しばらく俺と友達は黙っていた。「すごいの見ちゃったなあ」とどちらともなく言いだした。女子のワレメってけっこう長くて大きいとか、中にまた裂け目があるとか感想を言い合った。そして、このことは秘密にしておこうと約束した。