前編は以下のとおり

「私は挿れて欲しいな」
そう言って、田村をソファに座らせ、
パンツを脱がせて、ゆっくりフェラを始めました。

「あぁっ、そんなことされたら、本当に我慢できないけど?」
「我慢しなくていいよ。何で?彼女に悪いとか?」

「んー、そんなんじゃぁなくて・・・」
何故かとても歯切れの悪い田村。

少し経って、意を決したように、
ワイシャツを脱ぎ、下のTシャツを捲り上げる。
田村の肩から胸のあたりに般若がいて、
目を見開いていました。

「若気の至りです。ごめん。ひいた?」
「・・・え?」

「最初に言うべきでしたよね?すみません」
「○○さん、恐い人なんですか?」

もうほとんど半泣きで、とってつけたように敬語を使う私。
田村はずーっと、私に敬語使ってたのに。

あんなことも、こんなこともさせてしまって・・・どーする?
頭は真っ白で、目の前は真っ暗。

「違いますよ。これ、和風だけど、和彫りではないんですよ」
みたいなことを言われたけど、よく意味がわからず、パニックになる。

あー、調子に乗って、出会い系なんてやってた私の
バカバカバカバカ・・・

「本当に舐めるのが目的で、私の募集に応募してきたんですよね?」
と訳のわからない質問をしてみる私。
「うん。もう止めて帰ってもいいですよ」

少し冷静になって考えて、自分だけが気持ち良くなって帰るのも何だし、
田村も、本当に恐い関係の人ではなさそうなので、続行することに。

洋服を脱ぎ、下着になって
「ベッド行こうか」 と田村に声を掛ける。
田村もTシャツを脱いで、私を抱き寄せてキス。

Tシャツを脱ぐと、胸だけでなく、
肩から二の腕にかけてもびっしり何か描かれている。

なるべく見ないよう、目をつぶっていると、
田村が照明を落としてくれた。

ベッドに入ってからの田村は、人が変わったかのように荒々しく、
私の身体を貪ってきた。

クンニだけでなく、とにかく舐めるのが好きなのか、
胸はもちろん、両手を拘束して、脇の下を執拗に舐めまわす。

青白い照明の中で、上半身にびっしり彫り物をした男に
身体を貪られるという、この先二度とないであろうシチュエーションに、
私の下半身は、ぐっしょりです。

ベッドでも、さらにクンニしようとする田村を制して、
私がフェラをすることに。

さっきのフェラでは、変わったところはなかったけど、
真珠などが埋め込まれていないかよくチェックしながら丁寧に舐めた。

太さも大きさも、普通だけど、ものすごーく硬い。
射精寸前のような硬さだけど、射精前の血管がピクピクする感じは
伝わって来ない。

田村は、人のことは執拗に舐めても、自分が舐められるのには弱いのか、
すぐにギブアップして、挿入したいと言い出したので、
私がコンドームを装着する。

これで、コンドームに何か仕込まれる心配もない。

そんなに心配なら、セックスしないで帰るという選択肢もあったのに、
本当に性欲に負けまくりな私。 (次回へ続く)