前編は以下のとおり

少しの間、ぎゅっと抱きしめてあげました。
麻呂がイッて、しばらく落ち着くのを待って、体を離しました。

ティッシュを渡して、お互いの後始末をして、少し横になりました。
麻呂は、当然のように、腕まくらをしてきます。

「ねー、ホント見かけからは、想像つかないくらいエロいね。
びっくりしたよ。会ったときは、こんなことしてもらえるって思わなかった」

「見かけからして、いかにもエロい人の方が少ないんじゃないの?
私だって、普段会社とかでは、こんなことする人間だとは絶対思われていないし、
こういう一面を絶対に知られたくないから、わざわざサイトで募集したんだけど」
と話しながら、麻呂だって、麻呂みたいな外見のくせに・・・くせに・・・と
思っていました。

すでに、性欲が解消されて、相手が全く好みでない現実に、
憂鬱な気分になってきました。

時間も気になったし、携帯で時間を確認すると、あと30分くらいで、
3時間経つことになります。

「もう、時間だね。すぐにシャワー浴びなきゃ」
そう言って、体を起こすと、

「もっと一緒にいたいなー。もう時間も遅いし、泊まろうよ?」
と麻呂が言い出しました。

「あのさー、ホテルの料金のシステム知ってる?
今、休憩だけど、泊まったら宿泊料金に延長として加算されると思うよ。
宿泊プラス休憩じゃなくて、もっと、すごい金額請求されると思うよ」

ったく、なんで女の私がホテルの料金の説明しなきゃなんないの?
しかも、泊まってどうするんだよ?と麻呂の世間知らずのお気楽ぶりに
うんざりしてきました。

「いいじゃん、別に延長だって。それくらい払えばいいじゃん」
そういう麻呂を無視して、シャワーを浴びに行きました。

シャワーから出ると、まだ麻呂はベッドでごろごろしながら、
「ねー、泊まって、もっといっぱいしようよ」

「ごめん、明日私、朝から予定入ってるし。着替えも化粧品も持ってないから。
ホテル代私が払うから、タクシーで帰れば?」

そう言いながら、下着をつけたり、洋服を着たり、身支度を始めました。

「さっさと支度しないと、もうチェックアウトするよ」
そういいながら、電話に手を伸ばしました。

麻呂は、しぶしぶ起き上がり、のろのろ支度します。
フロントにチェックアウトする旨を告げ、部屋で料金を精算できるタイプの
ホテルだったので、さっさとお金を払いました。

「お金、払わなくていいの?」
と麻呂が聞いてきたので、

「いいよ。今日は私が奉仕させたんだから」
「じゃあ、今度は出すから、また会って」

「まー、また欲求不満でどうしようもなくなったら会うかも」
あくまでも、今日は欲求不満でどうしようもなかったから、
ということを強調してみました。

ホテルを出ると、麻呂が手をつないできます。

「ねー、住んでるとこって○○って言ったよね?
途中まで一緒に帰ろうよ」
「え?タクシー拾えば?私もタクシーで帰るから」

「えー、なんか冷たい。気に入らなかった?」
「そんなことないよ。気持ち良かったよ。疲れただけ。
それに、お化粧直してないし、髪もボサボサだしね。これじゃ、電車に乗れないよ」

「んー、わかった。また、メールするね」
「・・・あのさぁ、私、別にメル友募集したわけじゃないから。
会いたくなったら、メールするね。じゃあね」

そういうと、タクシーを拾って、さっさと乗り込みました。

タクシーに乗っていると、携帯が鳴りました。
麻呂からでした。

「今日は楽しかったよ。また会おうね(^O^) 」
陳腐な文面も、絵文字も、100%神経を逆撫でしました。

「今日はありがとうございました。私も楽しかったです。
また、会いたくなったら、私から連絡しますね。
おやすみなさい。」

そんな返事を送ったにもかかわらず、
麻呂からは毎日のようにメールが来ました。

仕事が忙しくて、返事するのが大変だし、とやんわり言っていたのですが、
しつこく来るので、少しづつ、シカトして、もうフェードアウトできたかな?
と思っていたのですが、忘れたころに、

「また会いたいよぅ」 とメールが来ます。
そろそろ、携帯を変えようかと思う、今日この頃です。

普段の私を知らない人との方が、
激しく燃えるようなセックスができるような 気がしました。

セックスが終わると、急にさっぱりして、醒めちゃうところは、まさに
男みたいな女ですね。男の人からすると、
かなり都合の良い女ではあると思いますが・・・。

結論は、好みじゃない相手とセックスをすることは可能だし、
気持ちいいセックスをするのも可能です。
でも、継続して、何度もするのは不可能だ思います。