祥子と待ち合せたシティホテルは、私が伝言ダイヤルで女性との待ち合わせに良く使うホテルでした。
その都市一番の高級ホテルで、予め部屋はリザーブしておき、会った女が気に入ったらそのまま部屋で・・・が大体のパターン。
私は既に祥子に夢中で、部屋も予約したし絶対自分のモノにしよう・・・と決めていました。
翌日の約束の時間、私はロビーではなくホテルの部屋で祥子からの連絡を待ちました。
私は美しいだけではなく頭の良い女性を求めていました。これは一つの賭けです。
待ち合わせ時間を20分ほど過ぎると私のポケベルが鳴りました。
表示された番号はホテルの代表番号、私は賭けに勝った!と思いました。
部屋の内線からフロントに電話を掛け、”○○さんがフロントにいらっしゃるから部屋まで電話をして欲しいと伝えてください。”とお願いしました。
一度電話切ると折り返し内線がなりました。
”もしもし、祥子です。今から其方に行ってイイですか?”
私はシャワーを浴びてバスローブに着替えていました。
暫くすると部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると祥子が入ってきました。
流石に少し緊張した顔をしていましたが・・・。
祥子とは二時間ほど部屋で過しましたが抱く事は出来ませんでした。
”もう少し時間を下さい・・・”と言われたからです。
その時祥子から聞いた事。
実は結婚している事。
子供も二人いる事。
19歳で出来ちゃった結婚した事。
過去数回浮気している事。等々。
私は抱きたい・・・と伝えたのですがやんわりと拒否されました。
”私が欲しいですか?”と聞く祥子に、”此方に来てごらん”とベッドに寝転びながら誘いましたが近寄っては来ません。
”大丈夫、嫌がるような事はしないから・・・”と再度誘うと、ベッドに寝転ぶ私の横へ座りました。
”手を貸して。”
”えっ?”
”いいから心配しないで手を貸して。”
祥子はおずおずとした感じで私に手を伸ばしてきました。
私は祥子の手を取ると”信用して目を閉じて”と言うと、祥子は少しはにかんだ顔をした後に目を瞑りました。
私は祥子の手を、バスローブの下で熱く硬くなった私のモノを触れさせ、そのまま私の手を離しました。
祥子の手はそこから離れずジッとしたまま・・・。
やがて祥子の手は熱を帯び、バスローブ越しにも汗ばんでくるのが分りました。
暫くそうしていると、祥子の手はバスローブ越しに私のモノを確かめるかの如くユックリとに動き、
一番敏感な部分の下をユックリと掴みました。
私は祥子の為すがままに任せ、祥子の瞳を見詰めていました。
美しい顔を少し上気させ私のその部分を見詰める祥子・・・。
肩に触れ抱きしめようとした瞬間、祥子は掴んでいた手を離し”分りました・・・。”と。
私は上手く空かされた気がしましたが、”何が?”と聞くと、
”男の人の大きさが体の大きさとは関係ない事が・・・”と言いながら子悪魔的な笑顔を・・・。
”俺、大きいかな?”と意地悪く質問すると”凄く・・・主人とは比較になりません・・・。”
祥子の目は私のその部分を見詰めて離れませんでした。
“君が欲しいよ・・・”と伝えると、”もう少し時間を下さい・・・”少し震える声で答えてきました。
その日、祥子とは3日後に会う事を約束して別れました。